紫龍のお師さん,老師です。本来ならよぼよぼ(243年以上生きてるんだからそれどころじゃねぇだろう)の爺さんですがメソピサメノスのためにこの通り。ピッチピちの青年に早変わり。
車田御大は当初から童虎をイケメンに若返りさせるという予定はあったのでしょうか。
でも廬山百流覇の彼は最高にカッコイイ。
当初聖衣を描くとき自信がなかったのですが描きだしてみると思ったよりシンプルですね。

←廬山百龍覇!

(以下ハーデス編のノベライズのネタばれあります)
童虎は関西弁をしゃべる中国人です。
そういえば昔椎拳崇とかいう関西弁をしゃべる中国人キャラがいましたね。偶然の一致です。関西弁にした理由は特にありません。一人ぐらいそう言う男がいてもいいかなと思ってやりました。僕自身関西弁しかしゃべれないしね。
一見軽い感じがしていい加減そうな男に見えますが,決める時はしっかりとやる男です。でなきゃあのシオンがほれたりしません。シオンとの馴れ初めは運命的なものやロマンチックなものではなく,行きずりというか行きがかり上というかたまたまシオンに手を付けてそのままズルズルと夫婦になりました。
ちなみに童虎はすごい絶倫男です。前の聖戦時代にはいろんな女の子に手を付けて回っていました。で,たまたまシオンもその一人だったと。中国に帰った後もやっぱり現地の子に手を付けて回ったり派手な遊びもしましたがシオンほどのいい女は見つからなかったらしく(当たり前)虚しさを感じてしまいます。
自分からシオンを教皇にして中国へ一人旅だったのも決してシオンと子供が邪魔になったのではなく,シオンに楽な方をさせようと思いそうしたのです。それをシオンは自分は捨てられたと勘違いして恨み続けました。もちろんシオンは頭がいいですから心のどこかでは童虎はそんなつもりで中国に帰ったのではない事は知っているのですが子供を流産したこと聖戦で多くの友達を失ったことたった一人で聖域を統治することで疲れ苦しみやり場のない怒りを童虎にぶつけるほかなかったんです。だけど童虎はそれに対してキレることなく受け止めます。(ここんとこ重要)本当に強い男というのはそういうすべてを受け止める心の広さじゃないかと僕は思います。
ただし普段は必殺遊び人です。
ただ昔映画監督の押井守が昔言っていましたが性欲の強い人は子育ても上手なんだそうです。だから紫龍と春麗をかわいがってたのかー。
だから童虎はどちらかというとお世辞にも真面目というわけではなく,結構若いころに悪いこと(女遊び,ドラッグ,万引きなど全て経験済み)もやっていてそれらの経験から色んな人の気持ちや心が分かるのだと思います。童虎から見たらカノンなんてしょぼいチンピラです。
この童虎はまだまだ謎の多い人で,これからいろいろ考えていこうかなと思っております。
ちなみに彼がメソピサメノスをほどこされていますがこれもデメリットがあります。まず聖衣を着て戦ったり激しい動きはできませんし,ごはんも年寄り並みにしか食べられなくなり,酒もたくさん飲めないし煙草もたくさん吸えませんし。なによりつらいのはあっちの方も全然立たなくなります。
これはそれまで元気にやりたい放題やってきた童虎にはつらいことです。それでもつらいのはシオンも同じ,シオンはもっとつらいはずだ,じぶんがこんなにつらいのも聖域に残されたシオンを助けてやれない罰だと思っていたと考えます。
だからそれを甘んじて受ける決心をしたのです。
うーむ,やっぱり真の男ってやつですね。